人生には、ときに思いがけない困難が訪れます。
とくに、魂の目覚めを志す人の歩みの中では、病気や喪失、予期せぬ転機などが重なることが少なくありません。
そうした出来事は、一見するとただの不運や苦しみのように思えるかもしれません。しかし、そこには「気づきへの扉」が用意されています。
古い価値観、執着していた理想や生き方を手放さざるを得ないような状況に置かれたとき、人は初めて、本当に大切なものに目を向け始めるのです。
人生を大きく方向転換しなければならない場面では、当然、恐れや痛みがついて回るでしょう。けれども、その恐れと痛みをまっすぐに見つめ、受け入れ、くぐり抜けた先に、わたしたちは思いがけないものを見出します。
それは、すべての喧騒を超えた場所に静かにたたずむ「内なる静寂」。
それは、本来の自己であり、魂の奥深くでいつも輝いていたものです。
外の世界がどれほど揺れても決して揺らぐことのない、真の平安です。
病や困難は、決して人生の「敵」ではありません。
それらは、わたしたちが本来の自分へと立ち返るための導き手なのかもしれません。
