覚醒
私たちは、生まれる前――母の胎内にいるあいだや、幼い頃までは、ワンネス(一つである世界)の中にいました。そこには、安心とぬくもり、そして言葉にできないほどの至福がありました。 けれど、この世に生まれ落ちてからは、不安や心配、恐れに満ちた「分離…
ある冬の寒い日の夜のことです。 お風呂に入っていたとき、換気のために窓をほんの二センチほど開けました。すると、冷たい空気が一気に流れ込み、思わず身が凍るように感じました。その次の瞬間、頭の中で血管が「プツン」と音を立てて切れたような感覚があ…
この人生に生まれてくるとき、私たちはそれぞれ「今世で向き合うテーマ」を持っていると言われています。そのテーマは、多くの場合、ネガティブな感情や困難、痛みの中に隠れているように思います。 わたしが今世で再び仏教の世界に惹かれた理由には、お釈迦…
「今この瞬間」に深く触れる体験の中で、 わたしは、ある大きな洞察にたどり着きました。 それは、わたしを含めた多くの人が、 自分自身の「過去」や「未来」という思考の中で生き、 その思考がつくり出した世界を、 あたかも現実であるかのように信じて生き…
わたしは、レナードさんに出会ってから、実に多くのことを学びました。その中でも、とりわけ強い衝撃を受けたのが、「エゴ」についての理解でした。 エゴとは、もともと私たちの意識の中に生まれる、自己防御の仕組みのようなものだといいます。幼いころ、傷…
レナード・ジェイコブソンさんのセミナーは、終始、熱気に包まれていました。会場では、多くの参加者が癒され、長く抱えてきた問題に光が差すような瞬間を迎えている姿を、何度も目にしました。 もちろん、わたし自身も例外ではありませんでした。これまで数…
レナード・ジェイコブソンさんのセミナーに初めて参加したわたしには、どうしても確かめたい問いがありました。それは、これまで多くの師のもとで尋ねてきたにもかかわらず、誰からも明確な答えを得られなかった問いでした。 「約三十五年前に体験した、あの…
覚者レナード・ジェイコブソンさんと初めて対面したときのことは、今でもはっきりと覚えています。会場に入ってしばらくしたある瞬間、ふと彼と視線が重なりました。 その刹那――まるで青い稲妻が走ったかのように、強烈な何かが、わたしの心と体を一気に貫い…
2015年のある日、レナード・ジェイコブソン氏のセミナー案内が届きました。彼が初めて来日したのは2011年。それ以来、毎年のように日本でリトリートやセミナーを開いていましたが、今回の会場は都内。自宅からも比較的近く、これ以上ないほどの好条件でした…
寺院の住職をしていた頃、わたしの身体に二つの難病が見つかりました。心も体も思うように動かず、「もう限界かもしれない」と感じる日々でした。 これまで、禅寺や禅道場、老師のもと、そしてそこを離れた後も別の師につき、長年にわたって坐禅や瞑想を続け…
悟りについては、さまざまな宗教や伝統で多くの言葉が語られています。仏教の悟り、ヒンドゥーの悟り、キリスト教の悟り──これらに違いはあるのでしょうか? あるいは禅宗、浄土宗、真言宗といった仏教内部の悟りにも違いがあるのでしょうか? さらに現代で…
私たちの心には、表面意識や深層意識といった層があります。けれども、さらに深く降りていくと、その底には、すべての人に共通して流れている「心の根源」があります。仏教では、これを 仏性(ぶっしょう) と呼びます。 仏性とは、神、真我、宇宙の本質、創…
ほとんどの人は、「目に見えない世界」を意識せずに生きています。「今この瞬間」にある静寂や存在感を感じることなく、目に見える物質的なものばかりに頼ってしまうのです。 その結果、本当に大切な「本源」や「大いなる神」の存在を忘れ、自分自身のバラン…
「今この瞬間」が真実であることを理解するためには、頭で考えるのではなく、体で感じることが大切です。 体の細胞ひとつひとつが強烈に「今」を感じはじめると、体全体からエネルギーが溢れ出し、人生のあらゆる瞬間が喜びそのものとして感じられるようにな…
わたしにとって「今この瞬間(プレゼンス)」こそが、神聖な領域であり、真実の世界そのものだと深く理解するようになりました。 このプレゼンスの深遠なエネルギーに触れて以来、わたしは過去世や子ども時代に積み上げてきた、本来の自分を曇らせるいくつも…
わたしは二十五歳の頃から、仏教系の二人の師のもとで学んでいました。しかし、その中で「シンプルな禅」こそが自分の性に最も合っていると感じるようになりました。 仏教では「まず悟った師を探し、その指導を受けることが大切だ」と説かれています。わたし…
解脱とは、すべての束縛や幻想から解き放たれること――つまり「悟り」を意味します。 けれども、わたしたちを縛っているのは、他の誰でもなく、自分自身です。 「自縄自縛」という言葉があるように、思考に生まれた信念や観念、理想や思い込み、エゴといった…
子どもの頃のわたしは、何をしていても楽しくて仕方がありませんでした。 しかし、父や母をはじめ、町長を務めていた父方の祖父、校長をしていた母方の祖父、一流企業の会社員や大学教授の親戚たち、さらには著名な先祖の影響もあって、長男であるわたしには…
高校三年生になると、受験一色になりました。将来わたしは何をして生きていけばよいのか……まったく見えていませんでした。 好きなことは絵を描くことでしたが、父からは「芸術では飯は食えんぞ」と言われていました。もうひとつ興味を持っていたのは、東洋哲…
わたしの中学一年生のときの担任は、剣道部の顧問で、まるで学園ドラマに登場するような先生でした。はじめのうちは「男らしい先生だ」と思い、おとなしく従っていましたが、次第に反抗するようになっていきます。 その頃のわたしは、毎日のようにバケツを持…
わたしたちは、この世に生まれてからずっと、さまざまな制約や抑圧の中で生きてきました。 自分の本心とは無関係な価値観を押し付けられ、ときにそれを「自分のもの」と思い込んでしまうほどに。たとえば、親からは「医者や弁護士になれば成功する」「公務員…
本来の自分、そしてワンネスへ戻るためのワークを開催します 思考の世界からそっと離れ、本来の自分と深くつながる—— そんな体験を、ワンネス体験者と共にしてみませんか? わたしたちは皆、それぞれ今世で与えられたテーマを持っています。 そのテーマとは…
今、地球は大きな変革のときを迎えています。でも、本当に変わらなければならないのは、わたしたち一人ひとりの「心」ではないでしょうか。 これからの地球に必要なのは、古い価値観に別れを告げ、新しい価値観へと歩み出すことです。しかしその新しい価値観…
人生には、ときに思いがけない困難が訪れます。とくに、魂の目覚めを志す人の歩みの中では、病気や喪失、予期せぬ転機などが重なることが少なくありません。 そうした出来事は、一見するとただの不運や苦しみのように思えるかもしれません。しかし、そこには…
この人生に生まれ変わってきた魂には、必ず今世で乗り越えるべきテーマがあると言われます。 中でも、ネガティブな出来事や困難、痛みの中にこそ、克服すべき本質的なテーマが隠されているのだそうです。 わたしの場合、その大きなテーマの一つが「仏教を卒…
「あなたの心」「わたしの心」「誰かの心」……そうした分け隔ては、本来、存在しません。心(魂」というものは、もともとひとつなのです。 わたしたちは、他人の心を直接救うことはできません。でも、自分自身の心なら、癒し、解放することができます。 そし…
今回は、わたしと妻・かおりとの出会いについてお話ししたいと思います。 当時、わたしは禅の老師のもとで修行をしており、そこにはたびたび、真剣に道を求める女性たちが訪れていました。その中の一人が、後にわたしの人生の伴侶となる、かおりでした。 彼…
わたしは中学二年生のときに、初めての驚きの体験をしました。 定期試験が終わり、緊張から解放されてホッとしたわたしは、トイレへ行って用を足し、教室に戻る途中のことでした。突然、自分が自分ではないような、奇妙な感覚に襲われました。次の瞬間、なん…
過去世や今世の幼少期から積み重ねてきた信念や観念、思い込み、そして心の傷は、意識の奥深くに染み込み、人生全体に大きな影響を与え続けています。 それらを自力で取り除こうとしても、深い癒しや真の解放を得ることは決して容易ではありません。なぜなら…
わたしが「ワンネス体験」をしたとき、当時の師たちはこう言いました。 「見性(ワンネス体験)をしたのだから、あと5年か10年もすれば覚醒できるだろう」「この体験を何度も重ねていけば、やがて悟りに至るはずだ」と。 わたし自身も、それが真実なのだと信…