今この瞬間

すべてを手放したとき、見えたもの

私は二十五歳のとき、坐禅を始めました。入門書を手に取り、そこに書かれているとおりに足を組み、背筋を伸ばす。形だけは、なんとか整えることができました。 しかし――坐れば坐るほど、雑念は増えていきました。 頭の中のおしゃべりは止まらず、静かになる…

まず自分を大切にすること ― 本当の癒しは「今この瞬間」から始まる

人に対して、やさしさや思いやりを持つことは、とても大切なことです。 けれども、それと同じくらい、いえ、それ以上に大切なのは、自分自身に対してやさしさや思いやり、つまり愛を向けることではないでしょうか。 何よりも優先すべきなのは、自分自身です…

カルマを超える生き方ーそれは「今この瞬間」にある

人は、何百回、何千回とこの世に輪廻転生すると言われています。 その理由は、霊性の進化や精神的な成長、そして魂の成熟のためだと考えられています。宇宙そのものが絶えず進化し続けているように、私たち人間もまた、その流れの中にある存在だからです。 …

今、地球に求められているもの

わたしたちがこの地球に生まれてきた本来の目的は、「目覚めること」にあるのではないでしょうか。 本当の自分を思い出し、自らの内にある愛や光に目覚め、それを生きること。 それが、魂の願いのように感じられるのです。 いま、この地球は大きな変革の局面…

本物の覚者との出会いーその⑫封じていた感情がほどけた日

以前のブログにも書いていますが、わたしは子どもの頃、目の前で起きた交通事故を経験しました。幼いわたしにはあまりにも衝撃が大きく、その出来事は、記憶の奥深くに封じ込められていきました。 時が経つにつれ、事故の記憶そのものは薄れていきましたが、…

本物の覚者との出会いーその⑤覚者の余韻、プレゼンスが残した贈り物

レナード・ジェイコブソンさんのセミナーは、終始、熱気に包まれていました。会場では、多くの参加者が癒され、長く抱えてきた問題に光が差すような瞬間を迎えている姿を、何度も目にしました。 もちろん、わたし自身も例外ではありませんでした。これまで数…

本物の覚者との出会いーその②迷い(エゴ)を越えて、ついにその場へ

2015年のある日、レナード・ジェイコブソン氏のセミナー案内が届きました。彼が初めて来日したのは2011年。それ以来、毎年のように日本でリトリートやセミナーを開いていましたが、今回の会場は都内。自宅からも比較的近く、これ以上ないほどの好条件でした…

すべての道が一つに帰るー万教帰一

悟りについては、さまざまな宗教や伝統で多くの言葉が語られています。仏教の悟り、ヒンドゥーの悟り、キリスト教の悟り──これらに違いはあるのでしょうか? あるいは禅宗、浄土宗、真言宗といった仏教内部の悟りにも違いがあるのでしょうか? さらに現代で…

誰の中にもある太陽のような光

私たちの心には、表面意識や深層意識といった層があります。けれども、さらに深く降りていくと、その底には、すべての人に共通して流れている「心の根源」があります。仏教では、これを 仏性(ぶっしょう) と呼びます。 仏性とは、神、真我、宇宙の本質、創…

本来の自分に目覚めるということ

私たちは本来、愛であり、光であり、大いなるすべての一部です。私たちは、強さと思いやり、そして明晰さに満ちた存在です。 けれども、日々の私たちは、つい思考の世界に入り込み、自分が誰であるのかをすっかり忘れて生きています。 この人生で私たちが本…

「ノーマインド」の静寂へ

「無心であれ」「計算するな」。現代風に言えば「ノーマインド(No Mind)」という言葉の真意は、悲しみや苦しみ、不安や恐れなど、頭の中でネガティブな思考を巡らせるよりも、すべてを「今この瞬間」の静寂に投げ入れることにあるのだと思います。 私たち…

最高の功徳とは

私たちは、何かの報いを期待して行動するものです。つまり、無心の心から出たものではなく、計算した心から出たものです。これは、宇宙法則、つまり神仏の立場からいえば、功徳ではありません。 私と同じ寺や道場で修行した仲間達の中にも「坐禅すれば良いこ…

輪廻転生と今を生きる意味

わたしの友人に、いわゆる閉所恐怖症の方がいます。狭い場所に入ると「不安になる」「心が落ち着かない」「怖い」といつも言っていました。わたしは、その原因が彼の過去世にあるのではないかと感じ、知り合いの霊能力者に相談してみたのです。 すると、その…

真の自由と平安は「今」にある

私たちの思考は、しばしば「過去」や「未来」へと向かっています。かつての失敗や悲しみを繰り返し思い出し、「二度と同じことが起きないように」と未来を思い描く。 そうやって、過去に叶わなかった思いを埋め合わせるかのように、理想の未来を想像し、その…

「今ここ」に在るためのワークショップを開催します!

「自己のストーリー」に生きる私たちは、自由から遠ざかり、幻想の物語に縛られています。そのストーリーから抜け出すことを「覚醒」や「目覚めて生きる」と言います。その最も近い道は、意識を「今この瞬間」に戻すことです。 長年の経験から、一気に覚醒す…

子どもの頃のわたし⑧~禅寺への入門と不思議な出会い

わたしは二十五歳の頃から、仏教系の二人の師のもとで学んでいました。しかし、その中で「シンプルな禅」こそが自分の性に最も合っていると感じるようになりました。 仏教では「まず悟った師を探し、その指導を受けることが大切だ」と説かれています。わたし…

自分を愛することの大切さ

わたしはこの人生を通して、「自分を愛すること」がどれほど大切かを学んできました。自分を愛するとは、自分を信じ、大切にし、守り続けることです。つまり、自分を神の近くに置き、最高の自分で生きることでもあります。 けれども病を患う前のわたしは、そ…

子どもの頃のわたし③~夢中になっていたこと

保育所の頃のわたしは、何もできず、クラスの中でも一番遅れている子でした。ところが小学校に入ると、父や祖父から急に「勉強しろ」と尻を叩かれるようになりました。 けれども、わたしにとって一番大切だったのは、やはり“遊ぶこと”でした。学校から帰ると…

🌿ワンネスに還るワーク ~今この瞬間に在る~開催します

本来の自分、そしてワンネスへ戻るためのワークを開催します 思考の世界からそっと離れ、本来の自分と深くつながる—— そんな体験を、ワンネス体験者と共にしてみませんか? わたしたちは皆、それぞれ今世で与えられたテーマを持っています。 そのテーマとは…

今、古い価値観を手放すとき

今、地球は大きな変革のときを迎えています。でも、本当に変わらなければならないのは、わたしたち一人ひとりの「心」ではないでしょうか。 これからの地球に必要なのは、古い価値観に別れを告げ、新しい価値観へと歩み出すことです。しかしその新しい価値観…

ワンネスの扉

わたしたちが日常的に信じている「自分」は、名前、性格、役割、記憶、価値観…そうした思考や条件づけによってつくられた「仮の自分(エゴ)」です。 しかし、その奥にある「本来の自分」とは、もっと静かで広く、すべてとつながっている感覚……まさに「すべ…

本来の自分の人生を歩むために

わたしたち一人ひとりの内面には、大いなる神、大いなる自己が宿っています。 その内なる存在は、あなたが本来の自分に従って生きることを、心から願っています。 それは、喜びと愛に満ち、自由で、平和で、充実した人生です。 けれども、現実のわたしたちは…

ただ「今この瞬間」に在る―本質と出会うプレゼンスの力

過去世や今世の幼少期から積み重ねてきた信念や観念、思い込み、そして心の傷は、意識の奥深くに染み込み、人生全体に大きな影響を与え続けています。 それらを自力で取り除こうとしても、深い癒しや真の解放を得ることは決して容易ではありません。なぜなら…

時の罠からの解放

わたしが「ワンネス体験」をしたとき、当時の師たちはこう言いました。 「見性(ワンネス体験)をしたのだから、あと5年か10年もすれば覚醒できるだろう」「この体験を何度も重ねていけば、やがて悟りに至るはずだ」と。 わたし自身も、それが真実なのだと信…

知識では悟れない

禅の世界には「不立文字(ふりゅうもんじ)」という言葉があります。これは、悟りの本質は文字や言葉では伝えられないという意味です。どれほど学問を積んでも、一瞬の一相(プレゼンス、ワンネス)を体感することのほうが、はるかに価値があり、何にも代え…

手放すことの先にある真理

お釈迦様の教えには、「八万四千の法門(はちまんしせんのほうもん)」があると言われています。それは、お釈迦様が生涯にわたり、さまざまな人々に「対機説法(たいきせっぽう)―その人の器や時機に応じた教え方」をされたため、実に多くの教えが残されたか…

悟りとは大本への回帰

坐禅を始めたばかりの頃、わたしは「悟り」とは何かを、まだ明確には理解していませんでした。当時思い描いていたのは、「悟り人」とは、人間を超越した、神のような存在…いわゆる普通の人間とはかけ離れた、特別で超人的な何か、という漠然としたイメージで…

わたしがはじめてワンネス体験をしたときのこと

わたしが初めて「ワンネス」を体験したのは、三十歳の頃、禅の道場で坐禅をしていたときのことでした。 その日は、特別に何かを得ようとするでもなく、ただ静かに心を鎮め、身も心もゆだねるような感覚で坐っていました。すると、ある瞬間――まるで意識の次元…